学校法人の導入事例

岡山県立倉敷商業高等学校 様

導入事例

県立高校

2024年度
導入学年

【1学年】8クラス(320名)

【2学年】8クラス(315名)

【Brains 導入教材】

1. デジトレ全商英検対策
2. AI ICTテスト Pro
3. AI Speaking Pro

担当教員 森 優衣 先生

デジトレ全商英検対策

1・充実した解説で自学自習に最適、生徒の学習習慣が定着!

家庭学習の課題として配信し、授業ではリスニング問題を活用しました。
問題の解説が充実しており、生徒が自学自習しやすい環境が整いました。
導入当初の1学期は、課題提出の習慣を定着させるため、授業の冒頭で提出状況をスクリーンに表示し、未提出者には声掛けを行いました。その結果、現在ではほとんどの生徒が期限内に提出できるようになりました。

2・紙からデジタルに変わり、リスニング量が大幅にアップ!

以前は紙の問題集を使用していましたが、誤答の見直しが不十分でした。
デジトレでは、間違えた問題を解き直すことで提出完了となるため、自然と復習の習慣が身につきました。また、リスニング課題についても、これまでは紙媒体の問題と音声データを別々に配布していましたが、デジトレを活用することで、生徒が端末上で音声を再生しながら問題に取り組めるようになり、家庭学習でのリスニング量を増やすことができました。
さらに、再生速度の調整機能(0.8倍~1.5倍)があるため、生徒ごとの理解度に応じた学習が可能となりました。

3・全商英検の合格者数が、過去7年間で最多に!

1年生で全商英検2級の合格者が80名を超えたのは過去7年間で初めてのことであり、デジトレの活用が指導の充実に寄与したと考えられます。
2年生においても、過去4年間で最も高い合格率を記録しており、デジトレを導入したR6年度に50名以上が合格したことがその要因と考えられます。

AI ICTテスト Pro

1・正答率分析機能による効率的な指導が実現!

全商英語検定の過去問から文法問題を抽出し、PDF化して小テストとして配信しました。
記述式回答や音声データのアップロードにも対応しているため、長期課題では文法問題に加え、長文やリスニング問題も配信することができました。

小テスト後に正答率の低い問題をスクリーンに表示し、重点的に解説を行いました。
「定期考査では、小テストで正答率の低かった問題を出題する」と伝えたところ、生徒は意欲的に解説を聞き、解き直すようになりました。
その結果、小テストでは正答率の低かった問題も、定期考査では多くの生徒が正解するようになり、生徒の苦手を無くすことができたと実感しています。

2・テスト回数が増え、生徒の学力が向上!

ICTテストProを活用することで、PDFのアップロードと解答欄の作成のみでテストを簡単に作成・配信できるため、従来の紙媒体と比較して業務の効率が大幅に向上しました。
また、採点の手間が省けたことで、テスト回数を増やし、生徒の学力向上につなげることができました。今後は、和文英訳などの記述問題にもAIの自動採点機能を活用していく予定です。

3・教員の業務負担が激減!

以前は、40名×8クラス=320名分のプリントや過去問を印刷していましたが、現在はデジトレやICTテストProを活用し、Chromebook上で配信することで課題準備にかかる時間が大幅に削減されました。
また、小テストの採点や成績入力に多くの時間を要していましたが、自動採点機能があり、成績はCSVデータで一括ダウンロードできるため、成績管理が容易になりました!

AI SpeakingテストPro

1・音読と自由発話の2つのモードで、効率的に英語力を底上げ!

教科書本文の音読課題、実用英検のスピーキング練習、自由発話問題の配信などに活用しました。

この機能では、与えられた英文を正確に音読できるか判定する「AIスピーキングモード」と、任意のテーマに対し、生徒が即興で話した英語の文法的な正確さや内容の妥当性などが判定できる「AI トーキングモード」の2種類が含まれており、どちらの機能も生徒の英語力の向上に大きく貢献していると感じます。

2・生徒の音読をAIが自動採点、取組状況の可視化で生徒の意欲を向上!

AIスピーキングモードでは、生徒の音読を判定し、発音をAIが瞬時に採点します。
導入当初は録音機能の使い方に戸惑う生徒もいましたが、現在ではほぼ全員が期限内に課題を提出しています。

本学年では課題の提出一覧表をスプレッドシートで作成し、生徒自身に提出状況を確認させているのですが、音読課題で総合得点が70%以上だった生徒の提出欄に“◎”が表示されるような関数を組んだところ、「英語は苦手だけど◎がついて嬉しい」「次は◎をもらいたい」などの声が上がり、盛り上がりました

このように、生徒の取組状況を可視化することによって、授業内での音読活動を意欲的に取り組む生徒が増えたと感じています。

3・生徒の自由発話をAIが瞬時にフィードバック、個別最適学習が生徒の自信に!

AIトーキング機能では、生徒が即興で英語を話す練習を行いました。
本校の国際経済科ではオンライン交流や留学生との対面交流があるため、実践的な発話課題を配信しました。例えば、「留学生に向けて、簡単な自己紹介をしましょう」や、「留学生に岡山でぜひ訪れて欲しい観光地を説明しましょう。

なお、お勧めする理由と、そこで実践してほしいことも説明すること。」といった課題を配信することで、生徒は自分の発話を客観的に分析できるようになりました

スピーキング指導では、個別のエラーチェックやフィードバックに多大な時間がかかるため、頻繁に実施するのが難しいという課題がありました。
しかし、AIを活用することで、生徒自身が発音や文法を自己修正し、交流時には自信を持って発話できるようになりました

今後は、毎週末にスピーキング課題を配信し、その点数をパフォーマンステストの評価に反映させるなど、継続的にスピーキング力向上を目指していきます。

提出状況確認表の例
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